雨実 和兎の小説創作奮闘ブログ

エッセイ・小説・詩・ポエム

花のように・綺麗な世界・死期

花のように・綺麗な世界・死期

   花のように

 

瓦礫の山に一輪の赤い花が咲いていれば

 

寂しくも悲しくも綺麗だが

 

野原いっぱいにたくさんの色の花が咲けば

 

優しくも楽しくも綺麗だろう

 

いっぱいの花が一輪の花のようにあたたかい

 

 

 

 

   綺麗な世界

 

綺麗な世界なんて

 

一人の救世主や教祖様がいたってきっとできないでしょう

 

自分を裁くことのできない人が

 

何かに裁かれない事はないでしょう

 

 

 

 

   死期

 

寒い夜の床に就いた

 

夢の中 たくさんの人の中に僕もいた

 

みんな野球か何かの試合を見ている

 

僕が周りを見渡すと二人の人が倒れていく

 

不安になった僕はまた周りを見渡すと

 

目の前の熱狂した子供がこけて落ち

 

助けようとした瞬間 下で子供の身体は二つに割れた

 

不安に襲われた僕は走って逃げる

 

目の覚めた僕はその後寝付けない自分を見て

 

死の怖さを知った

 

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