死体のガラス・名もなきものの叫び
死体のガラス・名もなきものの叫び
死体のガラス
僕は死体だ きっと死んでいる
死体に虫や烏がたかるのは当然だ
だが心はある
あまりに透き通ったガラスが
まるでないように向こうを写す
虫やカラスは入れない
ガラスはあるんだ
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名もなきものの叫び
子供の一人遊びほど悲しい事はない
それはきっと傷ついた心で
人を信じれないと言い切るよりも
信じていたいと求め
子供の独り言はまるで呪文のように周りの空気を換える
きっと親の苦労が見えるから