雨実 和兎の小説創作奮闘ブログ

エッセイ・小説・詩・ポエム

雲の名前・夢中・戦場

雲の名前・夢中・戦場 雲の名前 雨は全ての音を掻き消し 大きな流れの中に僕を引きずり込む 浮かび上がった僕たちを人はみんな雲と言う 繰り返されるルールの中でも 僕はひとつの生命体だ 夢中 夢見心地で夢に引きずられ引き裂かれても 僕はここに立っている…

赤子の表現・きっかけ・家計簿・窓のカーテン

赤子の表現・きっかけ・家計簿・窓のカーテン 赤子の表現 赤子の泣き声が止まらなくても 悲しみで受け止めちゃいけないよ それが唯一できる表現なのだから きっかけ 幸せから始まる暮らしも いつしか生活に壊されていくから 悩む事を忘れないでね 疑問は思い…

空回り・リアル・下手な絵・ローラーブレード

空回り・リアル・下手な絵・ローラーブレード 空回り 言葉も行動も状況も 空回りするほど 純粋な気持ちが綺麗に見えるんだ リアル 待ちわびた休日 原付に乗ってただ走る 行き先もなく 棒を倒した方向でもなく 僕に出来る少しばかりの自由 何処までも行けるわ…

売り買い言葉・寄り道・謎解き・本気

売り買い言葉・寄り道・謎解き・本気 売り買い言葉 これから先もずっと二人で 笑っていたいが故の口喧嘩なら 言葉を選ばなければ 抱き締めやすい言葉を 寄り道 夜道なら明るくなるのを待てばいい 迷い道なら道が無いより 迷うほどあるだけいい 別れ道なら歩…

流れ星・知る時間・愛情表現・誰かのために

流れ星・知る時間・愛情表現・誰かのために 流れ星 彼女が何故 僕を試したのか それを知ろうとしなければ彼女への愛も 彼女からの愛も見えはしない あるのに見えない星のように星は落ちていく 彼女の願いを聞き入れずに 知る時間 付き合って得るのは 身体と…

明日・ダイス・時計・天秤

明日・ダイス・時計・天秤 明日 母の手のぬくもりは忘れた 二つの別れ道を通り過ぎ 僕は社会に溝を作った あの頃の僕に告げたいんだ 今日より大事な明日 明日より大事な今日 大切に生きてほしいと たとえ意味が解らなくても ダイス 投げないダイスに数字は出…

接点・ものさし・ルールと自由・ケース

接点・ものさし・ルールと自由・ケース 接点 他者との接点なんて 点と点はどれでも線でつながる 向き合うか向き合わないかだろ ものさし 普通や人並みなんて言葉は 出来ない人には脅迫だから 同じ定規で測ってはいけない 自分と人とは違うのだから ルールと…

不眠症・銃・自己認知

不眠症・銃・自己認知 不眠症 太陽を手でかざしてみる 僕に光は眩しすぎる 僕は光を嫌っていた 朝の優しさに気付いた時 本当はずっと闇を恐れていた事に気付いた 銃 絶対的な正義が存在しなければ 絶対的な悪も存在しない 全て理屈で通るんだそれが屁理屈で…

日向の影・愛の深さ・小雨・いきどころ・答え

日向の影・愛の深さ・小雨・いきどころ・答え 日向の影 同じ物を見ても 同じ事を感じられない 僕を許してください 愛の深さ 難しい問題を受け止めると深い愛で 簡単な問題を受け止めると浅い愛なんて 幸せな悩みだね 小雨 雷鳴の威嚇 突き刺す雨が傷口にしみ…

青い鳥・嘘・自己嫌悪・涙雨

青い鳥・嘘・自己嫌悪・涙雨 青い鳥 僕が探していた青い鳥は あの空のようなものだった 君が探している青い鳥は あの海のようなものだろう 嘘 そんな小さな事で嘘をつくなら 大きな事なら大きな嘘をつくのかい その嘘を嘘で誤魔化していくのかい 僕も嘘をつ…

現実・羊・タマの一年・多数決・結果

現実・羊・タマの一年・多数決・結果 現実 あれもそれも現実逃避だ 時間の限り逃避するのだ それもこれも現実逃避だ 救われなけりゃ紙ゴミだ 羊 羊が一匹 羊が二匹 羊が三匹 羊が眠ると狼が目を覚ます この小さな世界の理 タマの一年 春うたたね 夏ひなたぼ…

僕の目・エスケープ・オセロ・檻

僕の目・エスケープ・オセロ・檻 僕の目 悲しい目に見えるのは 悲しいことをよく見るからだよ よく遠くを見るのは どこかにある平和を探しているからだよ 左右で目の形が違うのは この世の矛盾を見ているからだよ エスケープ 母親は男を作って逃げた 息子は…

きらい・神頼み・こども・現状

きらい 嫌われてると思っていたら そいつの事が嫌いになった 結局それで嫌われた 神頼み 苦しい時の神頼み 悪いと言えない僕もするから どんな時も神頼み 悪いと言えない僕もいるから 頼み事が無くなるようにと また神様に頼むのさ こども 時に子供は残虐だ…

自作自演の檻・森の中・無意味の意味

自作自演の檻 意思やプライドやメンツ 全ての体裁を気にして 手枷足枷をはめられた囚人のように 身動きをとれなくしている僕は 誰よりも自分を愛していた 森の中 子熊「母さんどうして僕を背中に乗せるの」 親熊「森の中は敵が多いからよ 1年後 子熊「母さ…

十代の鼓動・痛み・混迷

十代の鼓動 僕がこの目で見たものは 限りある時の動きでした 僕がこの手ですくったものは すくえばこぼれる水のようでした 僕のこの手から落ちる血は 悲しくも赤い涙のようでした 僕のこの目から落ちる涙は 僕を生んだ親の涙でした 僕の胸の鼓動の音は それ…

ブログ詩 休日・桜

ブログ詩 休日・桜 [休日] 電線の五線譜に小鳥のドレミ Tシャツとワンピースが踊る洗濯機のワルツ 物干し竿の表彰台を照らす朝日のライトアップ夜空のカーテン 車線のガイドレール 我が家へと向かうヘッドライトの流星タダイマとオカエリを演出する灯火オ…

ブログ詩 子守唄・トーン

ブログ詩 子守唄・トーン [子守唄] 鼻唄まじりの子守唄唄ってなくても響くメロディー 笑う顔が見ていたい届く想いは距離じゃない何年経っても親だから何をしてても関係ない何を言っても関係ない後悔なんて必要ない 先行く所は極楽だから笑う顔が見ていたい…

ブログ詩 野花の様に・マイノリテイ-

ブログ詩 野花の様に・マイノリテイ- 野花の様に雨水無ければ泥水すすり 大地が無ければ 引っ掛けられた砂に根を生やし 光りが無ければ 在る方に手を伸ばし 誰の指示も何もなく 望んだままに 想うままに 僕らは姿を変えて 生きていける何処にでも在る 荒れ…

ブログ詩 全て・花

ブログ詩 全て・花 [全て] 想いじゃ足りない だから言葉で 言葉じゃ足りない だから両手で 両手じゃ足りない だから身体できっと伝わる 溢れる感情 伝えきれない事さえも -------------------------- [花] どんな花を咲かしてみても 世界は僕を見付けな…

ブログ詩[疾走]

ブログ詩 [疾走] 夜が育む 魔物のように 静かに刻む 小さな鼓動 まだ産声は上げていない 其れでも望む 本能のままに 其れでも望む 大きな何か 月灯りだけの獣道 変わらぬ景色に 知りもしない先 其れでも進む 愚者の様でも 其れでも進む 賢者のふりして 直…

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